Top > 住まいのコラム一覧 > 石川県で理想の土地(不動産)を見つけたときに確認すべきこと
ここだ!という土地を見つけた時に、確認すべきことがあります。
不動産会社の資料(重要事項説明書)でわかること。
現地に行かなければわからないこと。
住宅会社や不動産会社に任せっきりにならず、自身の目で確認しましょう。
確認しないと、工事費が高くなった、住んでから都合が悪いなんてことが起きてしまいます。
以前のコラムで「コストアップになる土地」について解説しました。
大きな高低差がある、上下水道がない、古家付き、背の高いブロック塀は、現地を見れば一目瞭然です。
防火地域や地区計画などの法的な規制は、資料に書いてあります。
不安な場合や分からないときは、住宅会社や不動産会社に聞いてみましょう。
建築基準法で、道路の幅が4m必要となっています。
これは消防車や救急車等の緊急車両が、スムーズに通れるように配慮した規制です。
もし、道路幅が4mなければ、道路の中心から2mの範囲は、何も建てることができません。
この規制を聞いた時、
「目の前の家はギリギリまで建っているのに、なんぜうちはだめなのか?」
とおっしゃる方がいます。
しかし、すでに建っている家や塀は、何もしなくても構いません。
悪質性が高くて行政指導が入る場合を除いては、次に建て替えるタイミングで規制を守るよう求められます。
建築基準法は、建物を建てる法律で、その時に求められる法律だからです。
また、車の出入りのしやすさや、交互通行できる道路を求めるのであれば、6m程度が目安です。
その場合は、交通量が多い可能性があるので、歩行時の安全面を現地確認するのがいいでしょう。
その土地に住むとなれば、そこから歩いて出かけることがでてきます。
最も代表的なのは、通学です。
それ以外にも、コンビニやスーパーへお買い物、公園にお散歩等があります。
そもそも徒歩圏に、このようなお出かけ先があるのか。
また、目的地までに歩道の有無、交通量の多い道路を渡らなければいけないのか、夜間の街灯の有無等の確認が必要です。
上記同様、徒歩圏にあるものですが、利用頻度が圧倒的に違うのがゴミステーションです。
可燃ゴミで週2回、不燃等も入れると月に10回以上利用すると考えると、どこにあるかは非常に大切。
雨でも歩いていけるのか。
通勤ついでに、車で通れそうな場所なのか。
苦に感じずゴミ出しができる場所にあるか、必ず確認しましょう。
現地を実際に歩いてみるのが最も確実です。
今まで住んできた所と全く異なる地域に土地がある場合、まちの習慣を知ることが大切です。
町会費はいくらぐらいか。
年間行事でどのようなことがあるか。
お祭りは参加必須か。
何か特別なイベントがあるのか。
まちによって、習慣は異なります。
不動産会社や住宅会社に聞けば、何か情報を探してくれるかもしれません。
せっかくの新居が快適なのに、馴染めないまちに住んでは快適さも損ねてしまいます。
新興住宅地は、これから住む人たちで習慣を作っていくので心配はありません。
古そうな家が何件も建っている所では、なるべく情報収集をしましょう。
条件のいい土地と、暮らしやすい地域かは別のチェック項目になります。
土地は早い者勝ちの要素が強いですが、限られた時間の中でも、上記項目をなるべく確認して購入を決断しましょう。