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リフォームとリノベーションの違い 家を建てる 成功の鍵 Vol.12

イエタッタ編集部
2024.06.14

一級建築士が解説! 

リフォームとリノベーションの違い

 

リフォーム・リノベーションにおいて、実は正式な言葉の定義がありません。建築業界では劣化したものを元の状態に戻すことを「リフォーム」、付加価値を加えることを「リノベーション」と呼びます。具体的には、外壁の塗装や設備の交換等はリフォー厶、耐震・断熱の補強や間取り変更等はリノベーションです。リノベーションは設計行為が伴うため、工務店やハウスメーカーが得意で、外壁塗装専門や家電量販店のリフォームショップ等では対応が難しい場合があるので、何をしたいかによって依頼先を選定しましょう。

 

リフォームとリノベーションのポイント

リフォーム・リノベーションの必要性

既に家づくりをした方、これから家づくりを考えている方、リノベーションで家づくりをしたい方、皆さんにとってリフォーム・リノベーションは避けては通れません。なぜなら適切なメンテナンスをしなければ家が長持ちしないからです。国土交通省の「期待耐用年数の導出及び内外装・設備の更新による価値向上について」という資料によると、税法上の木造住宅の耐用年数は 22年なのに対して、実態とは大きく異なるという指摘があります。材料によって 周期は異なりますが、屋根材・外壁材なら概ね30年、内装仕上げや設備は概ね20年の周期でメンテナンスしていけば、基礎や躯体自体は50年、100年といった耐用年数も現実的です。逆にメンテナンスを疎かにすると、建物の耐用年数は短くなってしまいます。家を建てたら最低でも 月1万円以上のメンテナンス積立を始めてください。

 前述の通り、実家や中古住宅でもリフォームやリノベーションといったメンテナンスをすれば世代をまたいで暮らすことができますが、そこまで見かけないのには2つの大きな理由が考えられます。1つ目は、古い家が大きすぎて工事費が高くなること。内閣府のデータによると、1990年の3世帯同居の割合は40%なのに対して、2018年は10%にまで減っています。暮らす人数が違えば、家の大きさが違 うのは明白です。2つ目は、耐震性能や断 熱性能の基準が現代にあわず、これもまた 工事費が高くなります。つまり、対象の住まいの見極めが非常に重要です。うまくいけばコストを抑えた家づくりができるかもしれません。そこで家を長持ちさせるためのリフォーム. リノベーションの6つのポイントをご紹介します。今ある家を長持ちさせたい方やリノベーションで家づくりを考えている方は、是非参考にしてください。

 

 

 

リノベーションする際の6つのポイント

Point:1 専門家に依頼しよう

リノベーションして良しものになるかどうかは、既存の建物の状況によって大きく変化し、それがコストに反映されます。傷みが激しいものは建 て替えと変わらないコストがかかるかもしれません。自己所有なら当然 ですが、中古住宅を購入してリノベーションする場合、物件探しの段階から住宅会社の方が同行してくれるか確認してみましょう。不動産会社だけの判断で決めないように注意して下さい

Point:2 優先順位をつけて予算配分を考えよう

リノベーションは新築と違って「やりたいこと」よりも「やらなければいけないこと」を優先しなければいけません。経年劣化とともに外装や内 装の仕上げ、設備の寿命が消費されており、場合によっては現時点で補修した方が深刻化しないということがあるからです。せっかくの家づくりでワクワクする気持ちもわかりますが、必要なことを優先して余力で遊び心を加えていくようにしましょう

Point:3 耐久性が最優先

住まいを長持ちさせるためには、耐久性の維持が最優先事項。耐久性が保たれなければ、どれだけ暮らしやすい間取りや快適な温熱環境にしても建物が長持ちしません。定期的に外壁や屋根の補修による防水性能の維持、防蟻防腐処理等をしっかりと行いましょう。中古住宅購入の場合は修繕履歴を確認して検討して下さい。予算が許すのであれば工事をまとめて行うのがおすすめです。 

Point:4 耐久性の次は安全性と快適性

耐久性の高い建物でも、構造による安全性や断熱による快適性が不足していると、暮らしていてストレスを感じてしまいます。1981年以前の建物は旧耐震と呼ばれており、現行法規の基準を満たしておらず、 耐震補強するのがおすすめです。断熱については品確法施行前の 2000年以前のものであれば、断熱補強するのが無難です。どちらも壁を壊して工事する方が効率良く工事できるので併せて検討しましょう。

Point:5 間取り変更に要注意

昔の家と今の家ではライフスタイルが異なることから、間取りの考え方が違います。そのため間取り変更をしないと暮らしにくいこともよくある話。間取り変更をする際、柱を抜くといった構造に影響を及ぼすものには特に注意しましょう。新築における敷地条件と同じで、動かせないものもあると理解して下さい。一方で配管の状況を確認すれば、意外とトイレ、お風呂、キッチン等は配置変更できる事もあります。

 

Point:6 リノベでしかできない事を大事に

昔の住宅には、今の技術では難しい手の込んだ仕事が残っていたり、 実家では柱に身長の線を描いたような家族の思い出が残っていたり、新築では再現が難しい要素があります。これらをデザインとして活かしていくのが、リノベーションならでは楽しみです。新築のピカピカな仕上げもいいですが、経年変化で味が出た無垢の木の色はリノベーションデザインの醍醐味。古きも楽しんでいきましょう。

 

リフォームの施工事例を見る

リノベーションの施工事例を見る 

 

解説:一級建築士 鶴見哲也

1986年石川県かほく市出身。新潟大学大学院修了後、金沢市の設計事務所や住宅会社で8年半建築設計業務に従事。2019年(株)ミライエ・カンパニーに転職し、メディアの立場から家づくりをわかりやすく、失敗しないようサポート。イエタッタカウンターでは勉強会や個別予約で直接相談可能



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